3月からバレットジャーナルを書き始めたのですが、考案者による公式ガイドブックがあると知ったので読んでみました。
400ページ以上あり本としてはボリュームがある為、読むのに結構時間がかかってしまいましたが、その分得るものも多く非常にお勧めの一冊だったので紹介します。
バレットジャーナルとは
バレットジャーナルは、アメリカのプロダクトデザイナーであるライダー・キャロル氏が考案したタスク管理術です。
ライダー氏は幼少期より発達障害を持っており、特に学習面で困難を抱えていたそうです。
そんな状況をどうにかしようと、同氏の様々な試行錯誤を重ねて出来たノート術がバレットジャーナルです。
このノート術は世界中に広まり、今はネットやSNSで検索するとたくさんのアイデアが見られます。
私が考える、こんな人におすすめ
世界中の人達がバレットジャーナルをやる理由としては、以下の日々のタスク管理をしたい、続けたい若しくは辞めたい習慣がある、叶えたい夢や達成したい目標がある、ライフログを残したい…あたりかと思います。
私は、日々何となく不満や不安を抱えている人にこそバレットジャーナルをやる事をおすすめしたいです。
いつも何となく不安で、日々に満足していないけど、どうしたら良いかわからないまま日々が過ぎていく…という閉塞感を抱いている場合、この本のシンプルで実践的な方法は何かしら良い方向に向かわせてくれるのではないかと思います。
また、かつて立て続けにトラブルに見舞われながらも自身のやりたい仕事を獲得したライダー氏のエピソードもあり、逆境に立ち向かう勇気を貰えます。
下手な自己啓発本よりも内容が濃いのでは?と思います
敢えて手書きで思考する場を設ける
また、この本ではパソコンやスマホで打ち込むよりも、ノート(紙)に手書きをすることを推奨しています。
テクノロジーの発達によって日々膨大な情報が入ってくる現代に、敢えて情報の入り口から離れて自分と向き合う時間を設ける。書く事を通して徹底的に思考する事を薦めています。
デジタルツールは、ネットは勿論メールやSNS等他人と繋がるツールにアクセスしやすいことから他人の目を意識した思考になりがち、ともあります。
これは本当にその通りだな、と思います。
書くことで自分の心の声に耳を傾ける
ノートは、ありのままの自分を受け入れてくれる最良の友人(44ページ)
「自分の事は自分が一番よくわかっている」と思いがちですが、普通に暮らしていてもつい他人の目を気にした考え方や行動になっているのではないでしょうか。
他人との対話と同じくらい、自分との対話は大切です。誰にも邪魔されない、書く事は自分との対話にもってこいだとこの本を読んで確信しました。
問題解決はもちろん、夢ややりたい事を考える時も「書く」事を今後も積極的にやっていこうと思います。
悩みが多かったかつての自分が上手く活用出来たかどうかは置いといて…
出来る事なら人生のもっと早い段階で出会いたかった…!
バレットジャーナルをやっている方はもちろん、人生に悩みが多い方にもおすすめの1冊を紹介しました。
気になったら是非、お手に取ってみてください。