↑『名探偵コナン』に出てくる犯人、いかにも犯罪者って感じでわかりやすいですよね。
12月に入って半分が過ぎたので、注意喚起として発信します。
もう10年以上前の話になりますが、満員電車でスリ被害に遭った時の話をしようと思います。
大前提として他人のものを盗る方が100%悪いのは当然です。ですが世の中には色々な人がいて、残念ながらその中には悪い人も一定数いるのは確か。
そんな社会で生活をしていくにはある程度の自衛は必要です。それによって被害を防いだり、最小限にすることは可能です。
私の経験から被害に遭わないようにする工夫と、万が一被害に遭った際に被害を最小限にするポイントをお伝えします。
どんな状況だったのか
10年以上前とは言えど特定がやはり怖いので伏せますが、首都圏でも朝の通勤時間帯の混雑が酷い路線。失礼ですが他の路線と比較して治安もあまり良くないかもしれません。
12月中旬頃のある朝、その日一番混んでいたと思います。
天気は曇っていて寒く、雨か雪が降りそうでした。そのせいか私のコンディションはイマイチでした。しかし仕事を休む程ではないので、電車に揺られながら「あ〜だるいなぁ」ぐらいにしか思っていませんでした。
周囲に段々と黒い、高い壁が出来てきます。
自分の足では立って居られ無いほど混雑してきた時、朦朧とする頭で、バッグの中をゴソゴソと探られる感覚がありました。
「まさか、、」と思い下車した駅のホームで確認すると…
貴重品類が無くなっていました…
何を取られたのか
財布
(保険証、各種ポイントカード、現金(少ない))
当時まだクレジットカードは持っていませんでした。
通帳とキャッシュカード
当時はほぼこの口座で管理していたので、通帳を見ると大体の経済状況がわかってしまいます。
住んでいる部屋の間取り図、住所、家賃が記載されている紙
(内見の際にもらったもの)←何故こんなものが入ってるんだ!バカなの?死ぬの?
別の場所に収納していた通勤定期券と社員証、家の鍵が無事だったのは不幸中の幸いでした。
何故そんなものがバッグに入っていたのか
暇さえあれば部屋作りについて考えたかった
でも、それは間取り図を持ち歩かなくても出来るはずです。
怠惰だった
(恥ずかしい話ですが、当時は日々あまり深く考えずに過ごしていて、物やお金の管理が杜撰でした)
一人暮らしを始めて数ヶ月経った頃だったのですが、特に危ない目に遭う事なく過ごしてきたので気が緩んでいたのです。
被害に遭ったらやるべき事
警察へ被害届の提出
下車した駅のすぐ側にある交番で手続きしました。お巡りさん達は忙しく、結構時間が掛かりました。(とても始業には間に合わないと思われたので午前休を取りました)
被害届を作成中、色々な方が来ていました。
道を尋ねるものから、「友達から「死にます」ってメールが来たんですけどどうしたら良いですか」という方まで…
寒い、悪天候の年の瀬、気持ちが不安定になる人が居たのかも…
カード類の機能をストップする手続き
銀行に連絡し、キャッシュカードの機能を止めてもらいました。
クレカを持っている場合は、これも手続きが必要です。
各種ポイントカードは必要なものだけ後日再発行しました。
保険証の滅失届、再発行手続き
令和の今も保険証を紛失しても機能を止めることは出来ませんが、職場で手続きが必要です。
健保組合にもよりますが、即日という訳にはいかず再発行まで少し時間がかかります。
(再発行まで保険証の代わりになる書類を発行して貰えます)
保険証でお金も借りられるそうです。怖いですね…
今から出来る自衛策
満員電車に乗らない
「必要だから乗ってるんですけど!」と言われるかもですが…混んでいる時間、車両を避けるなら可能です。女性なら女性専用車両に乗るのも良いと思います。黒くて高い壁に囲まれる…ということはあまり無いはずです。
テレワークが出来るならそれが良いと思います。
現在は在宅勤務なので朝の満員電車に乗ることはまず無いのですが、今思うと毎日よく乗ってたなぁ・・と思います。
混雑する場所では気を引き締める
自分を守れるのは自分しかいません。
外に出ると、悪い人もいます。良い人もいますが…
スマホの操作に集中しすぎない、手荷物は邪魔にならないように持つ・・よく駅や電車内でアナウンスされている乗車マナーを守るのも立派な自衛です。
体調不良など自衛がままならない日は人混みは避けた方が安全です。というか体調が悪いなら休むことを検討しましょう。
必要なもの以外は持ち歩かない
その日使う予定の金額を大体でも把握していれば、通帳とキャッシュカードは毎日持ち歩かなくても良いはずです。
昨今ならスマホでのキャッシュレス決済や、通帳やキャッシュカードが不要なネット銀行の利用も有効です。
バッグは中身が見えないものを選ぶ
このスリ被害に遭って以来、ファスナーの無い、中身の見えるバッグには貴重品を入れられなくなりました。
現在もバッグを選ぶ時の条件は、ファスナーで閉められて中身が見えないものかどうかです。
スリ被害のその後
それから1週間から10日程は「家バレしたかも…家に不審者が来たらどうしよう」と恐怖でいっぱいでした。常に微熱が出て食が細くなり、お腹を下していました。
ですが、持ち物やお金の管理方法を見直すきっかけにはなりました。
非常に肝が冷える経験でしたが、危機回避能力が爆上がりした事は確かです。
辛すぎてその日に持っていたバッグは後日処分しました。
おかげさまで職場の人が心配してくれたり、当時SNSでやり取りしていた友人やサークルの先輩が励ましてくれたお陰で少しづつ回復していきました。
時間が解決してくれるということもあります。
もうすぐ年末、寒さが身に染みる季節です。仕事もプライベートも気忙しくなりがちですが、みなさまも安心・安全な年末年始をお迎えください。